日本語教育能力検定試験 その4

問題3 次のA~Dの文章を読み、(1)~(20)の問いに答えよ。
A【気流】
音声を発するためには気流、発音、調音が必要である。世界の言語には肺からの気流を用いない音声もあるが、A日本語の音声では、空気を肺から放出する気流、つまり呼気を利用する。肺から出た気流はB声門を通過し、その後C調音されて音声となる。日本語に限らず、D子音と母音とでは気流に大きな違いが見られる。音声が発せられる際、気流の放出と声帯の振動のタイミングによってE帯気性(有気か無気か)が決まる。
(1)文章中の下線部A「日本語の音声」として弁別されないものを、次の1~4の中から一つ選べ。
1 摩擦音 2弾き音 3接近音 4吸着音
(答え) 4吸着音 摩擦音=さ行 弾き音=ら行 接近音=や行 吸着音=舌打ち音
(2)文章中の下線部B「声門」に関する記述として最も適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
1 有声音は、ほぼ閉じた声門を呼気が通過し声帯が振動している。
2 ささやき声は、声門が呼吸時と同時に開き声帯が振動している。
3 息を吸うときは、声門が閉まっていて声帯は振動していない。
4 息もれ音は、声門が大きく開いていて声帯は振動していない。
(答え)1有声音 有声音と無声音の違いは、声帯の振動の有無
(3)文章中の下線部C「調音」に関して、日本語の共通語にないものを、次の1~4の中から一つ選べ。
1 両唇破裂音 2 歯茎ふるえ音 3硬口蓋接近音 4声門摩擦音 
(答え)2歯茎ふるえ音 両唇破裂音ぱ・ば行 硬口蓋接近音や行 声門摩擦音はへほ
(4)文章中の下線部Dの「違い」とはどのような違いか。最も適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
1 気流の流れをいつ妨げるかの違い
2 気流の流れをどこで妨げるかの違い
3 気流の流れをどう妨げるかの違い
4 気流の流れを妨げるか妨げないかの違い
(答え)4 子音は気流の流れを妨げることで出し、母音は気流の流れを妨げない
(5)文章中の下線部E「帯気性」が弁別機能を持つ言語の例として最も適当なものを、次の1~4の中から一つ選べ。
1 韓国語とスペイン語 2 韓国語と日本語 3 中国語とベトナム語 4 中国語と英語
(答え)3  スペイン語、日本語、英語が違う。


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