8月16日(月)は、企業立地推進本部会議がありました。リーマンショック以来、企業の投資意欲は回復せず、企業誘致も苦戦が続いています。
ヤマハ発動機の都田事業用地取得断念を受けて、新たな企業誘致に向けて活動を強化することとしました。
私が浜松市に赴任した時には、既に企業流出防止策として、ヤマハ発動機への売却を前提に土地開発が決定しており、地元や県企業局との調整を進めてきました。結果として企業流出防止にはなりましたが、同時に企業の誘致に使える土地が残りました。
用地開発には時間が必要ですが、企業立地は、タイミングが重要です。都田事業用地については、今後とも開発を進め、すぐに活用できる大型物件として、企業誘致に活用していきたいと考えています。
また、
きらりタウン浜北の企業誘致施設用地(6街区、7街区)については、地価の動向を踏まえ、値下げして公募することとなりました。
企業誘致については、地方団体間の競争が激しく、補助金を用意して誘致合戦をしたあげく、誘致企業の戦略が変わってしまうこともあります。社会経済情勢の急速な変化の中、企業も戦略変更せざるを得ないことも多くあります。そんな中で大切なのは、人の心だと思います。「企業は人なり」と言いますが、浜松の発展も人によるのだと思います。人にとって住みやすい地域づくりを進め、産業の変化にも対応できる企業立地環境を整えることが大切だと思っています。
8月20日(金)は、浜松青年会議所による「
2010年浜松市長マニフェスト検証会議」がありました。自己評価報告、市民アンケート及び市議会議員評価結果の報告の後、評価委員からの質疑、意見がありました。個別項目として、医療費助成、食育の推進、地域協議会の廃止、企業誘致、トップセールスなどについて、意見交換が行われました。
国政においても、マニフェストの実現について、いろいろと議論されているところですが、浜松市政においても、マニフェストの実行は、戦略計画や予算に落とし込んで、具体的に実行し、評価していただくことがだと思っています。毎年度の進捗状況は、
マニフェスト工程表でお示ししています。さまざまな項目がありますが、身近なところから、ご意見をいただければと思います。
夕方、アクトにおいて、川勝静岡県知事と程中国大使の講演がありました。「
大交流時代の新たな遣唐使」として、ふじのくに3776友好訪中団の経緯や意義について知事から熱いお話しがありました。中国大使からは、「
上海万博と中日関係」として上海万博の意義や日中交流の大切さについて、流暢でわかりやすい日本語でのお話がありました。いろいろな意味で重要な存在となる隣国中国です。隣国がいやだから引っ越すということはできません。ふれあいによって相互理解、相互信頼ができるということですから、交流を盛んにしていくことが大切です。
開会前の様子(アクト31会議室は盛況でした。)
今週も、断続的に
サマーレビューが続いています。
来週は、サマーレビューの中で、
職員提案の審査会もあります。暑い夏は、市役所の政策形成過程の議論も、暑いですね。